オリジナルと私
長年ジャズシンガーとしてスタンダードと呼ばれる誰かが作った曲を歌い、その名曲を語り継ぐのが自分の役割だと思っていました。しかし2014年ブラジル音楽との出会いが世界をグッと広げます。2015年にガットギターを手に入れ、2016年からはソロで弾き語るようにもなって、曲中全ての責任を自分で担うことの大変さと同時に、自由を手に入れます。気楽に様々なジャンルの曲を取り上げるようになると次第に、日本語で歌うことへの抵抗がなくなり、そこである人の日本語オリジナルに感動し泣かされ、自分の言葉で歌うことへの説得力を実感。初めて作詞作曲への興味が湧きます。2018年その感動した曲の作曲者とのジョイントライブが決まり、ご縁を感じた私はその日までになんとか1曲でも書いてみようともがき出来たのが『Something Eternal』嬉しいことにこの曲が好評で、うまく調子に乗った私は曲を書き続け、ついに全曲オリジナルのアルバムをリリースすることになったのです。2018年の1stアルバムは正統派ジャズだったので、2作目にしてすごい振り幅に思えますが、私の中ではとても自然な流れに乗って導かれるまま面白そうな道を選んだだけでした。関西のジャズシーンを牽引している素晴らしいミュージシャン達がこのレコーディングに同じ温度で参加してくれたことが本当に嬉しくて、今だからこその作品だと思います。製作に関わってくれたみんな、ありがとう。1stアルバムの時も思ったのだけど、作品として自分から切り離されるとやっと客観視が出来て、どこに出しても恥ずかしくない最高のアルバムが出来たなと心底思えます。多くの人の心に寄り添う愛聴盤となりますように。
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曲紹介
『現代人に贈るサンバ』
働き盛りの同世代や世の頑張り屋さん達に送るお気楽応援ソング。ライブでは終盤で演奏されることが多いですが、このアルバムを象徴する曲なのでトップに。みんなでラヤラヤ歌いましょう!ここだけの話、最後のクイーカは雄二郎くんの生声(笑)
『妄想ファンタジー』
お気に入りのあの子とのデートを妄想しているピュアな男の子が主人公、キラキラ弾ける夏に聴きたいサンバです。
『やさしいうた』
悲しかったり寂しかったりする時にそっと寄り添える曲をと書きました。超シンプルな曲なので、メンバーを遊牧してみたら最高なテイクが録れました。個々の音を心ゆくまでお楽しみください。
『満月の夜に』
取り留めもなくただ歩きたい夜がある。そんな気分で。
『Noite Serena』
ひとりの夜にふと考えてしまうエンドレスループ。でもそれで良いじゃないと思いつつ、おやすみなさい。
『うまれる道』
新しいことに挑戦しようとしてる人を見守りそっと背中を押せるような曲をと思い書きました。作曲中に1stアルバムジャケット画を描いてくれた神藤リタさんのある作品を思い出し、そのタイトルをいただきました。
『Something Eternal』
人生初めて作詞作曲に取り組んだ曲。大切な人に感謝と愛を届けたくなるやさしい曲です。
『Menina do Sonho』
ある曲に歌詞を提供するために書いたもののセルフリメイク。人の曲を聴きながら書いた歌詞なのでいつもと毛色が違い面白いです。有吾くんアレンジのイントロが冴える疾走感のあるクールな曲。
それぞれの歌詞はこの下です。
現代人に贈るサンバ
さよなら 忙しい毎日 僕らの頭はぐるぐる
休む間も無く働いてるんだね
さよなら 凹んじゃう 毎日
僕らの心はうじうじ
気づかぬふり 強がりとかやめ!
疲れたら休みましょう 無理せずゆっくり
夢中になれる趣味持とう
自分の楽しみ見つけよう
あなたの好きなことしてみて
温泉でも行こう
美味しいの食べたら元気も出るよね?
ゆっくり癒しを求めていこう
疲れたら休めばいい 無理せずゆっくり
私が夢中になるもの それは元気くれるこの歌
みんなでワイワイ騒いでみよ
声あげて 空仰ぎ 両手広げ 歌おう
Laia Laia Laia Laia
妄想ファンタジー
外へ出掛けよう 好きな場所へ行こう
キミはどこが好き? ボクは海が好き
キミと行けたらな 青く澄んだ海
ビーチに並んで 乾杯してみたい
外へ出掛けよう 好きな海へ行こう
キミと2人きり ボクの胸ドキリ
キミの眩しさに 太陽も負けさ
照り返す波も キミに首ったけ
外へ出掛けよう キミの好きな場所
ボクはキミが好き キミは誰が好き?
キミの笑顔はね 最高のサプリ
日々の摂取はね 欠かさず必ず
外へ出掛けよう キミの好きな場所
ボクはキミが好き キミは誰が好き?
夢見がちなボク 夏の魔法かな?
キミを想うとね 心が弾むよ
ラヤラヤ ラヤラヤ
やさしいうた
ゆらゆらゆらーり
ゆれる水面に
ひとつぶのなみだ
ぽつりと落ちた
ふわふわふわーり
やさしく包む
あたたかい てのひら
君まで届け
ぽかぽかぽかーり
ほんのり香る
やわらかい ひかりに
笑顔 ひろがる
凍える その頬にも
そっと そっと
あしたの太陽
あしたの風も
みんな味方さ
ひとりじゃないさ
昨日の月や
昨日の星たち
過ぎ去りし日々は
忘れてしまえ
優しい雲 の狭間
きらり きらり
僕らはひとつ
ふたつ みっつ よっつ
幸せ分け合い
よろこび 増える
満月の夜に
出かけよう 月が道しるべ
君と僕 並んで ふたり 歩く
出かけよう 星が降る夜に
君と僕 言葉なくただ 歩く
暗闇の中 あてもなく歩く
月明かりの中 探してみれば
吸い込まれそうな 静けさの森
頬をなでてゆく 冷たい夜の風
出かけよう 星が降る夜に
君と僕 言葉なくただ 歩く
出かけよう 満月の夜に
君と僕 身をゆだね 夜明けまで
月の満ち欠けは 永遠に変わらない
僕らをとりまく あらゆる物たち
恐れることなど 何ひとつもない
君と僕がただ ひとつになるだけで
出かけよう 満月の夜に
君と僕 身をゆだね 夜明けまで
Noite Serena
なにも聞かなくても わかる
どれだけ大切なことか
無理に言葉にしなくてもいい
感じることが出来るかも
信じるものは正しいか
自信のない時がある
揺るぎない心で毅然と生きたい
とても不器用なのだけど
そんな時こそ 焦らずに
そっと灯り落として
静かな部屋の片隅で
自分の内の声を聞け
ホントの幸せ 望むなら
手放すべきなこともある
迷いが邪魔をする時は
孤独と共に 向き合うの
全ての機能オフにして
難しいことを放置して
すべて流れに身を任せてみる
柔らかい夜に包まれて
うまれる道
振り返らず 行きなさい
前向いて ただ 進むのです
歩みの後に 実りがある
ただ信じ 進みなさい
生まれたて柔らかい芽に
その力は備わっている
思い出を消したいのなら
前向いて 歩むのです
確かな歩みは森の恵みとなり
その跡には 花が咲く
その歩みを止めないで
やがて羽ばたく その日まで
奇跡のような 日々を胸に
前向いて 進みなさい
Something Eternal
白い肌 光る髪 澄んだ目とその頬
そっと抱き寄せて 離したくない
眠るキミに 口づけを ずっと忘れぬように
その笑顔 無垢な心 全て愛おしい
I love you 君のすべて
I'm proud of you 心から
All for you きっとすべて
I'm for you 君のため
いつかはきっと離れてくから
その時が来るまで
君がまだ幼い頃 手を引き歩いた
草原の真ん中で 何を想うだろう
見晴らしの丘に立ち 風に吹かれ
キミの未来への 幸せ願う
I love you 君のすべて
I'm proud of you 心から
All for you きっとすべて
I'm for you 君のため
いつかはきっと離れてくから
その時が来るまで
I love you. I'm proud of you.
All for you. I'm for you.
いつかはきっと離れてくから
その時が来るまで
Menina do Sonho
儚き 願い 届かず 沈みゆく太陽
かすかな光 待つ 深き海の底
悲しみの歌を抱き
一筋の 雫 祈る 月のない夜
暗い空 浮かぶは 遠い日の記憶
悲しみや 切なさ 苦しみや 痛みも
静かに 去り行く 誰かの 夢なら
ララ
悲しみや 切なさ 苦しみや 痛みも
静かに 去り行く 誰かの 夢なら
悲しみや 切なさ 苦しみや 痛みも
静かに 去り行く 誰かの 夢なら
ララ
アルバム紹介
ジャズシンガーとして長年現場で培った確かな土壌に、
ブラジル音楽のエッセンスが融合し完成した曲たち。
そのシンプルかつ、聴く人に優しく寄り添う楽曲は
幅広い世代から好評を得ている。
レコーディングには関西屈指のミュージシャンが参加。
彼らから滲み出るジャズ要素が予想以上の相乗効果を生み、
日本語オリジナルというカジュアルさを持ちながらも聴き応え抜群
谷山和恵のセカンドアルバムはきっと
多くの音楽ファンを唸らせるだろう。
1. 現代人に贈るサンバ
2. 妄想ファンタジー
3. やさしいうた
4. 満月の夜に
5. Noite Serena
6. うまれる道
7. Something Eternal
8. Menina do Sonho
谷山和恵 Vocal
横尾昌二郎 Flugelhorn
永田有吾 Piano
萬恭隆 Bass
中村雄二郎 Drums
山田やーそ裕 7strings guitar